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面堂 終太郎(めんどう しゅうたろう)は高橋留美子漫画およびそれを原作としたアニメうる星やつら』の登場人物。アニメでの声優神谷明。CRうる星やつら2、CRうる星やつら3では三木眞一郎

設定・特徴 編集

原作での初登場は、本格週間連載としては1話目にあたる第23話「トラブルは舞い降りた」。4月1日生まれ。強大な財力(本人曰く「たかだか資産5兆円(原作では500億円)」)と軍事力(私設軍隊、ホーカー・シドレー ハリアーレオパルト1等)を持つ面堂財閥の跡取り息子。作中で友引高校へ転入してくる。

容姿端麗かつ秀才で運動神経も良く、女性には優しくモテるが、男に対しては非常に性格が悪い。特にあたるとは本質が同じである故の近親憎悪の為か犬猿の仲であり、「あやかしの面堂」で一週間学校を休んだ際には『諸星のアホ面を見なくてすむことだけが唯一の救い』といっている始末である。しかし、あたるが女性に優しくし、男性に不幸をばら撒くのを非難しているが、コースケに突っ込まれているので『人の振り見て我が振り直す』という考えはない様だ。

但し、財力誇示も兼ねたパーティに招待していないあたるを初めとする男子生徒が参加してきても、追い返すということはしない。

登校の際は自家用のツインローター式大型ヘリコプターや重爆撃機等の飛行機を使ってパラシュートで降りてくることもある。しかし移動手段の選択肢は少ないらしく、ヘリコプターが故障したときは馬車ならぬタコ車で登校するシーンが見られる。

プライドが大変高く、初登場の回ではアホと見下すあたるに2年4組委員長決定戦でうやむやのうちに敗北すると、切腹しようとしたり、暗所恐怖症閉所恐怖症(後述)という弱点を女性がいると隠し通したりしており、あたるから「プライドの化けもん」と心中評されるほどである。

アニメ版では本来の登場を先駆けて新春スペシャル『あたる源氏平安京へ行く』において特別編の一編として登場する。本来、暗所・閉所恐怖症のはずの彼が畳の中から登場するという型破りな初登場となった。

諸星あたるのライバルで、あたるに馬鹿にされる度に日本刀(アニメでは刀名は村雨)で何の遠慮も無しに斬りかかる。なお、温泉マーク同様に不幸に見舞われるあたるがポジティブに他人に不幸をばら撒くようになると被害者になることも増える。

初期の頃から諸星と決闘しようとする。初登場の回では面堂家伝統の、互いに頭上に林檎を乗せ、大筒で撃ち砕いた者を勝者とするウィリアム・テルのパロディの様な方法で決闘しようとし、正式な決闘の申し込みを西洋風で行い、武家の末裔らしからぬ方法を取っていた。ただし以降においてこの方法で決闘することはなかった[1]。「十年目の真実」の回ではあたると決闘の約束をしながら、あたるがそのことを忘れて深夜まで放置された。

髪型は常時オールバックで、スポーツなどで髪が乱れた時には欠かさずポケットから櫛を取り出し整えている。あたるが組野おと子とデートする時に髪形を変えようとして、「この年でオールバックというのもいやらしいな」と言ったのを聞き逃さずに「ほっとけ!」と怒りの声をあげている。

また、初めはクラス委員長に立候補し、その公約として「遅刻・授業エスケープ・仮病による早退・ズル休みをした男子を徹底的に処罰する」という過激かつ独裁的な優等生ぶりを発揮したが、その後、「温泉マーク」からは『協調性がない』と思われている[2]ものの、基本的には優等生というスタンスは保ちつつも友引高校(主に2年4組)の雰囲気に流されていき、仮装大会学校行事に積極的に参加したり、あたるやコースケらに付き合うようになったり、あたるとともに担任の温泉マークをボコボコにしたり、[3]と悪い意味で立派に協調している。

また、部下として従えて、当初処罰の手先にしようとしていたサングラス部隊(私設軍隊)はラムを捜索しろと命じられると的外れな場所を捜索したり、ラムが黒メガネの格好をしていても、女と見抜けなかったり、「野球の練習」と聞くと、黒板を持ち出して「これは何だ!?」「バットだ!」などという俗に言う言い当てゲームをしたりと、あたるから「アホの集団じゃ」、「おまえ、えらいやつらを養っとるな」と言われてしまうひどい集団である。また、面堂も当初その現状を把握していなかった。また終太郎が嫌っている飛麿やあたるを「若のお友達」と思い込んでいるので、平気であたるを面堂邸に通すこともしばしば。

面堂家は武家出身で、家紋ひょっとこ。それにちなんでタコをペットとして大切に飼っている。なお本人の前でたこ焼きを食べると怒られる。あまりのタコ好き故にタコの生霊が頭に乗っているのを見てもあたる達に納得されてしまう始末である。

西ドイツドイツ連邦共和国、連載・アニメ放映当時はまだドイツは東西分裂中で統一前)国防軍マニアと見受けられ、日本刀以外に近代兵器も持ち出すことがあるが、銃火器戦車等の陸戦兵器はドイツ製のものが多い(航空機(軍用機)はアメリカ製が多い)。アニメではメガネのミリタリー趣味に付き合うことがあるが、メガネはナチス・ドイツ第三帝国、面堂は西ドイツ国防軍なので、考証がズレている。

家族は両親と妹の了子、および祖父がいる。跡取りなはずなのだが妹や父、祖父から度々おもちゃにされたり、振り回されて、祖父と妹には少なくとも一回は殺意を覚えてすらいる。他方、終太郎自身は他人をおもちゃにして楽しむことがあまりない[4]。また、家庭内においてすらも女性への執着心は知られており、あたるが終太郎を超える女好きであることを知ると父親から凄まじく驚かれてすらいる。

オールバックで日本刀を携えた学生ということで「少年サンデー」の『男組』(おとこぐみ)の神竜剛次も参考にしていると言われることがある。

原作第24話「星座はめぐる」においてラムによる『科学的』な性格判断において、あたると同じレベルのアホであることが判明。終太郎はあたるやラムに口外しないように命じる[5]が、ホロスコープの構造上、クラス内に知れ渡ることになり、男子生徒から『(面堂から)金と権力をとったら、あたるになる』と言われて、これを言われる度にあたる共々に不愉快になる。

本能に忠実なあたるとは違い、まだ理性があるので「掟再び」ではあたるより出遅れている。加えて許婚の水乃小路飛鳥が全身甲冑姿で登場すると、あたるが中身を見に行ったのに対し、面堂は『鉄製の嫁が許婚になる』と思って、飛鳥の兄の飛麿に切りかかり、後になってから中身があるのに気づくなど、先に中身が美人かどうか確認しに行ったあたる以上に、常識はずれ且つ認知能力が不足している一面も持っている。

また、作中であたるのせいで女性に変えられてしまったこともある[6]。この時は髪が伸び着衣まで女物に変わってしまっていた(男に戻った時には髪や着衣も戻る)。

たびたび、女受けがいいだけの見得を切る面堂の二枚舌が炸裂する。(「きえないルージュマジック」、「青春おじさん登場!耀け夢の大喫茶店」他多数。)紳士だが外道である。

面堂は次回作の『らんま1/2』の九能帯刀や『人魚シリーズ』の丁髷だったころの主人公湧太(ゆうた)[7]のデザインベースに使われている。

特技・弱点 編集

しばしば抜刀して何の遠慮も無しに斬りかかるが、あたるに真剣白刃取りされる等して一度も成功したことはない。それどころか運動神経がトップクラスの悪さをほこる水乃小路飛麿にすら真剣白刃取りをされている。日本刀をたとえ海パン姿でもどこからともなく取り出せる。更に刀が折れると瞬時にもう一本取り出せる。この妙技は、作中でも周囲から度々突っ込まれている。ちなみに諸星あたるの方も、隙あらば面堂をどこからともなく取り出した大槌で殴ろうとしており、こちらのほうが成功していることが多い。


彼の日本刀使用の初出は、原作で夢邪鬼がゲストキャラとして登場する第31話「目覚めたら悪夢」で、あたるに寝言で侮辱されたことに切れた時からである。それまでは、頭に来ても抜刀はしなかった。これ以降は比較的些事でも抜刀するようになり、抜刀したまま、校外まで追い回すこともある[8]が、銃刀法違反で逮捕されたことは一度もない。


弱点は暗所恐怖症・閉所恐怖症で、よく狭くて暗い場所に閉じ込められては「暗いよ~狭いよ~怖いよ~」[9]と泣き叫び、錯乱状態に陥る[10](女性の視線がある場合は平気だが藤波竜之介ではダメで、このため竜之介を怒らせてしまった)。この恐怖症は週連載初期はあたるだけが知り得た弱点であり、それを脅しのネタにしてテスト前に面堂から物理のノートを借りるなど利用していたが、妹・了子の初登場時の終太郎への嫌がらせによって、クラス全員に暴露されることとなる(この時、男子生徒は恐怖症を物笑いにしたが、女子生徒は「母性本能をくすぐられる」などと、逆に好意的であった)。

面堂本人は恐怖症を克服しようと特訓を重ね、結局直らなかったものの、鍛え上げられた腕力を元に秘技「釣鐘割り」をあみ出した。実はこの恐怖症は、過去へ閉暗所恐怖症の原因を探しに行った際に終太郎が幼い頃の終太郎に抱かせてしまったものであるため、ある意味自業自得と言えよう。それ以降の特技はつり鐘割り。秘技はつり鐘捕り。また、つり鐘自体を投げつけることもある[11]

恋愛関係 編集

三宅しのぶをはじめ数多くの女性から好意を抱かれているが、当初しのぶに固執するあたるを『俗世を超越した僕と違って凡人の彼(あたる)は普通の女の子が好きなんでしょう』[12]と評しているだけに普通の女生徒には殆ど目もくれず、ラムに惚れている。

このために初期にあたるは浮気に対して制裁を加えるラムを面堂に押し付けてしのぶと付き合いたいと考えたりしたり、あたるがラムを邪見にするとラムがわざと面堂に抱きついてあたるを妬かせようとしている。また、面堂は原作の『春のうららの落第教室』においてスタミナ強化剤で性欲が強化されて、理性がすっ飛ぶとラムを襲って接吻し、ラムから電撃を食らわせられている。しかしながら日頃は理性があるので襲うことはなく、次第にラムに言い寄らなくなる。

紳士らしく女性には敬称をつけ「ラムさん」、「しのぶさん」と呼んでおり、「あやかしの面堂」で一週間学校を休んだ際にはラムやしのぶに会いたがっていた。完結篇においてはある程度あたるとラムの関係を認めており、「立ってラムさんを捕まえろ!」、「いい加減に好きだと言ったらどうなんだ―!」という発言があった。

本質はあたると全く同じであるものの金と権力、容姿端麗で秀才であるにかかわらず、ラムはあたるに心底惚れており、相手にされていない。なお、面堂はラム目当てに面堂家の行事にラムを招待するが、これにただ飯狙いのあたるが金魚の糞のようにくっついてくるのがお決まりである。

先祖代々の宿敵の出身で当初『甲冑の嫁』だと思い込んでいた水乃小路飛鳥が許婚になることには当初反対し、縁談を断ろうともしていたが、甲冑の中身が美人であることを知ると全く問題にしなくなった。

なお運命管理局にあった未来の扉には、ラムとあたるの結婚した未来がなかなか無かったのに対し、ラムと面堂が夫婦になっていた未来が複数存在した。ちなみにあたるは面堂の会社の社員か、面堂家の人力車車夫になっており、あたるとのくされ縁が継続していたが、未来の扉がリセット状態になったためにこの関係が存続しているかは不明。

なお、『テンからの贈り物』では諸星同様にサクラが面堂と結婚するとサクラが不幸になるとしている。

名前の由来 編集

名前は元々作者が「トラブルシューター役」を彼に努めさせる為に「トラブル = 面倒 = 面堂」「シューター = 終太郎」からつけた。しかし実際に終了させたのはあたるとしのぶ、ラムの三角関係(初期のトラブルの元凶)ぐらいのもので、あたると共に結構なトラブルメーカーであり、自身及びその関係者が新たなトラブルの元凶となる。

面堂の呼称一覧 編集

名前面堂を呼ぶ際の呼称面堂に呼ばれる際の呼称
あたる面堂諸星
ラム終太郎ラムさん
しのぶ面堂さん、面堂くんしのぶさん
竜之介面堂竜之介さん
コースケ面堂コースケ
テン面堂(のタコ)テン
錯乱坊不明チェリー
サクラ面堂サクラさん
温泉マーク面堂先生
花和不明先生
校長不明校長
おユキ不明おユキさん
弁天不明弁天さま
クラマ不明クラマさん
了子お兄様了子
父母終太郎父上、母上
飛鳥お兄様飛鳥さん
飛麿終ちゃんトンちゃん
黒メガネ集団不明
真吾真吾
菜造菜造じい

脚注 編集

  1. もっとも面堂家が武家出身という設定の初出は原作では初登場からしばらくしての原作第40話「白球にかけた青春」である。
  2. 「涙の家庭訪問」の回
  3. 『強食惑星』の回ほか
  4. 但し「涙の日記」の回において諸星が日記を付けている事を知ると長らく笑い続けており、ラムから「くどい男」、あたるから「悪趣味なやつ」と言われている。
  5. この時、あたるはともかくラムも含めて「おいこら、そのこふたり」といっている。
  6. 原作「勝手な幸福・青い鳥」より
  7. 人魚シリーズの『闘魚の里』の湧太と「うる星やつら」の『白球にかけた青春』において浦島太郎に扮する面堂とを比較すると明らか。
  8. 「宇宙からの侵略者」終盤他。
  9. アニメでは「暗いの怖~い」「狭いの怖~い」という時も多々あった
  10. また、声を演じた神谷も度々この台詞をネタにしている。
  11. 「宇宙からの侵略者」他
  12. 「ツノる思いが地獄を招く」でしのぶとの破局に怒るあたるを理解出来ないラムに対して発言したセリフ
pt:Shūtarō Mendō

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