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諸星 あたる(もろぼし あたる)は、高橋留美子漫画作品およびそれを原作としたテレビアニメ作品『うる星やつら』に登場する架空の人物で、同作の主人公である。『アニメ版うる星』での声優古川登志夫、CRうる星やつら2、CRうる星やつら3では岸尾だいすけが担当。

特徴・設定 編集

友引高校に通う高校生で、当初は1年4組[1]、後に進級して2年4組になる。ラムは妻を自称するが、もちろん入籍していない。原作を最初から読んでいない人には、主人公はラムであると思われがちであるが、「少年サンデーグラフィック」において「どちらが主人公か?」との質問に対し「わたしは諸星あたるが主役だと思います」との作者の発言がある。原作にも、面堂からあたるが主役であるということを認めている節があり、あたるが「俺が主役だ」と断言しているシーンが存在している。ちなみに、ラムも自分が主役だと思っていて、「ウチじゃないのけ?」とあたるに質問すると「俺が主役だったんだよっ!」と返答するシーンがあり、ラムの人気が出てどちらが主役かわからないこの漫画自体を揶揄しているようなシーンもある。

ラムの登場回数が激増した後半も、話が次の回へつづく時に「つづく」と言うのは最後まであたるであった(但し原作ではコタツネコがやっていた回が存在する)。

基本的には楽観的かつアホなことばかりする性格であり、クラス内では「並みのアホではない」として公認されている。 また無類の女好きで、よくガールハント[2]をしに町に出かけ、美人をみるや声をかけてナンパしている。連載中期頃より住所と電話番号を聞き出そうとするようになる。また、弁天やサクラなど知人の女性となると、いくらぶっ飛ばされようが平気でセクハラをする。劇中ではそれ程成功していないように思えるが、成功率は本人曰く40%。

相手が既婚者であっても口説いてるが、水乃小路飛鳥のブラコン癖に対して正しくないと説教したり、間違いで作ったベタベタして抱き合う偽物のお雪と弁天を『つまらない物』と断じている。また原作で中学生の水乃小路飛鳥や面堂了子は口説くが小学生と勘違いしたスケ番3人組は無視している。また「結婚するとガールハントが出来なくなる」と語っており、結婚に対する考え方は正常と思われる。

頭の中は女のことしかなく、女性への関心は人工的に精神が女性そのもの(性転換症)に変えられてもなくならずにレズビアンになる程である[3]

母親同様に金銭に浅ましく、セコイ一面を持つ。

時折、皆が気持ち悪がった大食らいの芋虫を大事に育てたり、病院前を通るあたるに片想いしながら病死した、幽霊の少女の好意を受けデートをするなど、心優しい性格も垣間見える。女性は殴らないというポリシーも持っている[4]。また日記もつけており、ナイーブな面も持ち合わせている。

女性関係からみていくと、最初のガールフレンドは幼馴染にして同じクラスの三宅しのぶであるが、しのぶとの関係は、面堂終太郎の登場と共に自然消滅していく。

ラムに対しては、当初押しかけ女房的な態度を取られ、さらに拒絶すると執拗な妨害や電撃制裁を喰らわせられるので嫌がっていた。しかし、次第に表面上はラムに対して冷たい態度を基本的にとり続けるが、「ラムにガールハントを邪魔されるのは嫌だが、ラムがいなくなったり別の男に取られたりするのはもっと嫌」という程に本人にとってラムもかけがえの無い存在になっていく。

ラムがピンチに陥ったり拉致されたりするとラムをかばう行動や率先して助けにいく等の男らしい一面がある一方、しのぶが彼女であった時期にしのぶがレイに抱きつかれてその気になる、ラムがバレンタインのチョコをくれなかったり一時的に姿を消したり別の男と一緒に歩いていたりするなど、いわば想定外の行動を取られると、途端に動揺したり、激怒したり、不安になったり、嫉妬したり、時には泣いてしまう等といった男らしくない一面ももつ。この性格は早乙女乱馬に引き継がれている。

2年4組のクラス委員長であるが、男子限定でファッショ(ファシズム)政権を展開しようとした面堂の対抗馬として立てられたためのものであり、本人も委員長としての自覚がないので毎回、授業中にエロ本を読んでいたり、早弁をするなど不真面目である。原作第19話「女になって出直せよ」の林間学校においてビールを隠し持っていたのを初めとして未成年ながら度々飲酒する傾向も見られる。「さよならの季節」では委員長の後継者に自らメガネを指名した。それも曖昧な理由でなく、委員長として本人なりに悩んだ末の結論である。ただし、クラスのほぼ全員があたるが委員長だった事をすっかり忘れていた。また、2年4組生徒が温泉マークを初めとする教師らに反抗する場合は中心人物となる。

「悲しき雨音」では数学が苦手と言っているが基本的に勉強は出来ない方である。但し「奸知」の意味が分からない藤波竜之介に意味を説明しているので、竜之介よりは若干学力はある。

生まれは4月13日の金曜日仏滅で大地震の起きた日であり、チェリー(錯乱坊)曰く「世にも稀な凶運の相の持ち主」であるという。キャラクター設計の観点からみると、初期は災いを自身に呼び寄せる「凶運」が前面に出た受け身のキャラクターだったが、これでは話が続かないと原作者の高橋自身が判断し、徐々に女好きの面が強調され、基本的には楽観的で浮気性で世渡り上手なキャラクターに変化していった。しかも自身の不幸を積極的にばら撒いたり、悪用したりして事態を悪化させることも増える。

面堂とは、初対面時から犬猿の仲であるが本質は同じである。しかし本能に素直なために高校の女子生徒たちからは理性があり、才色兼備な面堂のほうが好かれている。また、日頃は面堂の方が男子に対して陰険だが、あたるもしばしば男卑女尊な行動をとっている。

初期においては母親から、「産むんじゃなかった」「アホの活造り」「どうしてこんなアホに育ってしまったの!」など、時には泣きつかれる事がある位、親子関係に問題があったが、あたるの方は母親が高校の授業参観に来たことに純粋に大喜びしたり、母親に泣きつかれてもヘラヘラしてるなど、割と真っすぐ育っている。

特技・武器 編集

ゴキブリ並の生命力[5]トカゲのしっぽの如き再生力を有し、高橋留美子展の特別アニメではラムの雷、犬夜叉早乙女乱馬の必殺技(どちらも強敵の部類に入る敵に対し大ダメージを与える大技)を同時に喰らっても死ぬどころかケロっとしており、その攻撃力は後発の主人公に譲るとしても、防御力に関しては高橋作品最強と言っても過言ではない。

とはいえ、巨大な鉄の羽子板を問題なく扱っていたり、柔道の授業中に体育教師を一瞬で打倒してマットで簀巻きにして授業をジャックしているので、一般成人男性よりは強い可能性が高い。また、日頃は女性に暴力は振るわないが、竜之介と弁天の拳を同時に洗面器とタオルで止めている。

加えて影分身や変わり身の術が使えたり、100mを7秒で走破する等、身体能力は人間離れしている[6]。また、悪魔ベリアルと魂を奪い合うという非常識な能力も持つ。

また手先も器用で、チェリーそっくりな人形を制作したりしている。

逃げることにかけては超人的で、影分身や写し身の術を使用していた。その後、真剣白刃取りを成功させると多用する。「第一人者」とも呼ばれ、面堂やサクラの抜刀のほか、カジキの突撃を受け止めている。また対面堂用の武器あるいはツッコミに大槌(但し本人がラムやサクラに大槌で突っ込まれることも)を、テンとのケンカには火炎放射対策にフライパンを多用。

しのぶとの関係 編集

あたるの初登場は他の女を見ていたあたるが彼女であるしのぶの平手打ちを喰らうところからはじまっている。当初はクラスでも公認されており、しのぶとは名実ともに恋人関係であったが、しのぶの嫉妬により度々あたるは机を投げられたりされている。しかし、ストーリーが進むにしのぶの方があたるに愛想を尽かすとともに尻軽な性格もあって、才色兼備の面堂の登場と共に解消に向かい、原作第26話「ツノる思いが地獄を招く」にて恋人関係は解消する。

なお、面堂のあたるに対する『凡人の彼(あたる)は普通の女の子が好きなんでしょう』という考察[7]が当たっているためか、「絶体絶命」の回ではしのぶとの電話を邪魔するラムを電撃を喰らいながら家から追い出したり、ラムに対しては1度しか抱こうと思わなかったのに対し、しのぶに対しては自身が病床だろうが、野外授業の最中だろうが抱こうとして奥手なしのぶに拒絶されている。また、「性」の回では人間の精神を吸収して巨大化する卵がラムのキスよりもしのぶが馬乗り(あたるを半殺しにするため)になったときの方が巨大化してすらいた。

しかし、あたるは恋人としては諦めた一方でそれ以降もしのぶをハーレム構想の要員の一人と認識しており、しばしばセクハラしてはしのぶに撃退されるというのがお決まりとなっている。

ラムとの関係 編集

ラムの関係は複雑なもので、ラムは夫婦と自称するが、正式なものではない。またあたるは夫婦だとは認めてないようだが、ラムが他の男と仲良く(あたるの気を引くためのフェイク「芝居」の場合が多い)していることに対して腹を立て、「浮気者」という時もある。また作品に出てくるおみくじには、クサレ縁といわれている。周りの人間もいまいちつかめていないようだが、二人の仲がそうそう容易く終わるものではない、と思ってはいる模様。このように、恋人なのか、夫婦なのか、自他共にはっきりしていないところが特徴で、それが『うる星やつら』の基本的な魅力でもある。

二人の関係の始まりは、人類の代表として宇宙の鬼族ラムと鬼ごっこを始め、勝利するが、前日にしのぶから試合に勝ったら結婚してあげると言われ、ラムを追いかけながら「結婚じゃー! 」と叫びまくっていた為、ラムは求婚されたと勘違いする。その後、第3話において、あたるのただ乗りした星間タクシー料金の肩代わりの条件として同居するようになり、そこから二人のドタバタ劇が始まることになる。

物語序盤では押しかけ女房な上に、本来の恋人であるはずのしのぶとの関係をラムが浮気扱いして妨害したり、電撃制裁を食らわせられ、さらにいくら注意しても教室まで押しかけてあてつけにしのぶの目の前でいちゃつくのが原因でしのぶに一方的に酷い目に遭わせられるので、ラムを冷たくあしらっていたが、異星の女性(おユキや弁天など)との接点をもつようになると次第にラムを「金づる」ならぬ「女づる」として認識しだす。面堂登場後、しばらくはラムを面堂に押し付けたいがおユキや弁天との繋がりが切れるのを憂いていることやラムの制裁を恐れていることもあって煮え切らない状況が続く。しかし、「君まてども…」以降やがて本人にとってラムもかけがえの無い存在になっていく。「君去りし後」では、ラムが自分に見切りを付け、故郷に帰ったと勘違いし、号泣した。さらに「見合いコワし」では、ラムを心配するラムの父親に騙されて集団見合いパーティに参加したラムを追って、見合いをぶち壊すためにテンの宇宙船を使ってラムの母星まで乗り込んでいる。中盤においては「夜を二人で!! 」では共寝、「愛と闘魂のグローブ」ではグローブの呪いの為ラムに殴りかかる自らの左拳を自らの顔面を盾としてラムを守ったりして、あたるのラムに対する愛情が明確に露呈されていった。アニメ版のオリジナルストーリー「そして誰もいなくなったっちゃ!?」ではラムが殺害された際、取り乱して涙を流し、姿を現さない犯人に対し激昂した。(無論この時は面堂やしのぶらにより、あたるを懲らしめる「芝居」の最中だったので実際にはラムも死んだ振りをしていた。)前述「君去りし後」、後述「そして誰もいなくなったっちゃ!?」共に「お別れ直前スペシャル!輝けうる星大賞」でベスト1と2にランキングされている。最後半おいては度々デートをしたり、ラムと結婚する未来を守ろうともしている。「電飾の魔境」では、電撃の効かない真吾と、ラムが一晩一緒にいた事にさすがに焦っていた。その後先陣を切ってラム救出に向かい、真吾との激戦の末ラムを助け出す姿が描かれた。

最終エピソード「ボーイ・ミーツ・ガール」では、ルパによって連れ去られたラムを助けに行くため、「都内各校美少女リスト、住所と電話番号付き、豪華生写真貼付」を面堂に差し出してスペースシャトルを借りようとした。また、ラムのことが本当に好きだったが、「好きだ」の一言で地球を救える、という勝負の最中だったため、逆に、地球を救うための嘘だと周囲に思われたくなく、素直に「好きだ」と言えなかった。であるが故に一度は「鬼ごっこだの面倒な手順踏んどらんと、記憶消してさっさと星に帰ったらどうだ!?」と心にもない事を言ってしまうが、最終日の日没直後には「本当にうちの事忘れてもいいっちゃ!?」に対して、ラムとの思い出を回想しつつ「忘れるもんかー!」と叫んでいる。結局「好き」と言わずじまいで鬼ごっこは終結するが、最後には「いまわの際にいってやる!!」と、遠回しの表現でラムを生涯愛するという意思を見せ、幸せそうに二人で駆けていく後ろ姿で物語は終わる。

普段二人が求め合ってキスすることはあまりなく、あったとしても「オンリーユー」や「ビューティフルドリーマー」、OVA「ハートをつかめ」のような、キスの瞬間に第三者の介入があったり、何らかの形で阻害されることが殆どである。ただ、あたるが普段からラムにキスを求めたりしなかった事が、結果的に「宇宙からの侵略者!危うしラムの唇」でラムが侵略者の洗脳を間逃れたと言える。但し「オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!」では、実に自然な流れでキスしている。また本編とは左程関係ないが、エンディング曲『Open Invitation』(歌CINDY/第128回 - 149回使用)の最後のワンカットでは、怒るラムに向かってなだめるかのように、あたるの方からキスするという異例のシーンがある。

「ハッピーバースデーマイダーリン」や「スクランブル!ラムを奪還せよ!!」のような、喧嘩した後ラムがしばらく帰ってこなかったりすると、表面上は強気を装ってるがやはり不安なようで、いつラムが帰ってきてもいいように窓を開けておいてやったりする。うる星やつら オンリー・ユーや「春遠からじ寂しがり屋の妖精物語」、「更け行く秋のイモの悲しき」などは、さすがに全面的にあたるが悪いのであたるから謝罪、またはその気持を表している。逆に「早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話」ではラムに非があり、ラムの謝罪に対して原作のように「もーいいわい。」と許すパターンもあればアニメ版のように「ふん!ふんっ!」と執拗に意地を張ってしまったため逆に「うちが悪かったって言ってるっちゃ!」と、かんしゃくを起したラムに電撃を喰らわされるパターンもある。後述はラムがあたるの気を引くため嫉妬、または心配させようと画策したことで、このほかにも、「太陽がいっぱい浮気がいっぱい」や「魔法の小瓶!うちはどうなるっちゃ!?」がある。また、「飛んだドラキュラ」でラムがラブレターらしきものを貰った時には勝手に嫉妬し、「買い食いするものよっといで」の最後に面堂がラムを反買い食い派に引き入れようとした際には「バカ言うな!ラムは俺の…」と如何にも「ラムは俺のものだ。」と言わんばかりの力説をし、「ラブラブキャッチボール」では当初「万が一玉にラムが映ったら、俺には死刑宣告も同然じゃ!」と言っていた割には、ラムが覗いた玉の中に自分が映らなかった事に少なからず動揺と焦りを見せていた。(直後自分が覗いた玉にサクラが映ったので本人は満足していたようだが、みんなが覗いていたのは「トラブルキャッチボール」だったので、結果的に映らなくて幸いだった。)「大変!ダーリンに言葉が通じないっちゃ」ではラムの一時的な記憶喪失(地球の言葉のみ)が治るまでの間、心配するどころか何日も家を空けてガールハントやディスコ通いを繰り返して肉体を酷使した。しかし8日目にはすっかりやつれ、死にそうな状態で帰宅し、ラムの記憶喪失がまだ治ってないと知るや急に「ごめんよーラム!頼むから元に戻ってくれよ。」と泣きだしたりしている。「そして誰もいなくなったっちゃ」では、死んだ(フリをしている)ラムのそばに一晩中一緒にいてやったり、OVA『乙女ばしかの恐怖』ではラムの看病をするシーンが描かれているが当のラムは意識不明状態だったり、気絶していたりと、あたるの真の優しさに気付かないケースが多い。

劇場版一作目『うる星やつら オンリー・ユー』では、一度はラムを見捨ててエル星のエルのもとへ行ってしまうがそこで、自分だけを見ていてくれた、自分のことだけを想っていてくれたのはラムだけだった事に気づき、後にラムに謝罪する。しかし直後の結婚式では結局逃亡した。

劇場版二作目『ビューティフル・ドリーマー』では、夢邪鬼に対し「他の女の子同様、ラムにもきっちり惚れとる!」と明言するシーンがある。

面堂との関係 編集

面堂と本質は同じだが、水乃小路飛鳥の初登場時に、面堂と水乃小路飛麿が、飛鳥が西洋風甲冑で全身が覆われている容姿をみて、中身があることに気づかず「鉄の婚約者」や「鉄の妹」と思っているのに対し、いち早く中身を見ようとしており、面堂や飛麿よりは柔軟で常識的な思考が出来るようである。

近親憎悪の為犬猿の仲だが、作品後半部では協力したり、ラムやしのぶを交えて行動したりする展開もある。あたるは面堂を見下していると同時に面堂の下で働くのを屈辱としている。このために、初期の「目覚めたら悪夢」において、あたるは夢の中で面堂を自身のハーレムの使用人としてこき使うのを非常に喜び、その寝言が面堂の白刃の原因となる。後期の「運命管理局」では、近未来にあたるがしのぶと結婚した場合は面堂家の会社社員となり、面堂がラムと結婚した場合では面堂の使用人となっているので、あたるとラムは大変ショックを受けていた。

当初は互いに対立しあう関係であったが、中期の「惑星教師CAO-2の復讐」では悪友として描かれたり、劇場版『うる星やつら 完結篇』では「立つんだ諸星!お前のエネルギーはその程度のものなのか?立ってラムさんを捕まえろ!」とラムとあたるの関係をある程度認めつつ激励している。

名前の由来 編集

実在の人物である漫画家諸星大二郎巨人江川卓の弟、江川中(あたる)に由来する(少年サンデーグラフィック誌上の原作者インタビューより)。様々な災厄に見舞われるという意味で「諸々の星に当たる」に、上記の名前をそれぞれかけたものであると考えられている。

諸星大二郎はレンタルビデオ店に入った際、突然「よく来たな諸星!」と言われ、あたりを見ても近くに誰もいないので気味が悪くなって出ようとしたら「どこへ行く諸星!」と言われ、おもわず立ち止ったと言う。後になって分かった事だがこれはうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーにおける面堂の台詞で、丁度レンタルビデオ店で流していたビデオだった。(高橋留美子展に展示されたイラストのコメントによる)。

その他の女性との関係 編集

うる星やつら』は一人の主人公に多数の異性が関わるといういわゆるハーレムアニメの様な状況となっており、しばしば、彼の特徴的なキャラクター類型は「まるで諸星あたるのように」と象徴的に名前を出されることがある。しかしながら、ラムと初期のしのぶ、ゲストキャラで登場した少女・望以外の女性キャラクター全てが主人公(あたる)に対して恋愛対象としてみていない[8]という点において後の時代に登場するハーレムアニメとは一線を画している。むしろ後代で登場するハーレムアニメ的傾向は、同時期の高橋留美子の作品めぞん一刻や次回作のらんま1/2の方が顕著である)。

あたるは日本の法律や対象となる女性の出自や意向、結婚や婚約の有無を無視して将来ハーレムを持つことを目標にしている。「女になって出直せよ」においてあたるの頭の中には女のことしかないことが判明するが、その頭の中にはラム、しのぶ、おユキ、弁天、人魚(「いまだ浮上せず」に登場)、サクラ、クラマの7名が確認できるが、原作第31話において夢邪鬼に強要して出させたハーレムの夢には知人の女性はしのぶとラムしか登場せず、残りは空想上の女性で占められていた。回が進むに連れてハーレム対象要員は増員し、「妄想フーセンガム」の回ではラム、しのぶ、おユキ、弁天、、サクラ、クラマ、面堂了子、水乃小路飛鳥、藤波竜之介の露出度の高い服装か水着姿の偽者を作っている。

了子同様にランや弁天も言い寄るあたるを利用することがあったが、あたる本人は気にしていない。しばしば行動をともにしているとはいえサクラは面堂同様に「色餓鬼」といってあたるを嫌っており、水乃小路飛鳥にいたってはあたるは自身を男嫌いにした張本人である。しかしあたるは恋愛感情がなかろうが嫌われようが、かまわず言い寄ったりセクハラするのでぶっ飛ばされるのが後半のお決まりになっている。なお日常の主要セクハラ対象はサクラ、藤波竜之介、しのぶである。

ちなみに、「テンからの贈り物」ではランやサクラがあたると結婚した場合には彼女らは不幸になるとしている。

諸星あたるの呼称一覧 編集

名前あたるを呼ぶ際の呼称あたるに呼ばれる際の呼称
ラムダーリンラム
しのぶあたるくんしのぶ
面堂諸星面堂
竜之介諸星竜之介ちゃん、竜ちゃん
コースケあたるコースケ
テンあたる(のアホ)ジャリテン
錯乱坊諸星あたるチェリー
サクラ諸星、諸星あたるサクラさん
父母あたる父さん、母さん
温泉マーク諸星先生、温泉マーク
花和諸星くん先生
校長諸星くん校長
竜之介の父不明おやじ
ランダーリンランちゃん
弁天ラムの亭主、諸星弁天様
おユキ諸星さんおユキさん
ラムの父ムコ殿お父さん
クラマ諸星クラマちゃん
了子諸星様了子ちゃん
飛鳥不明飛鳥ちゃん

補足 編集

  • 銀河英雄伝説』で無類の女好きという設定のオリビエ・ポプランというキャラがいるが、彼はファンから「イゼルローン(同作品内に出てくる要塞名)の諸星あたる」とあだ名がつけられる[9]。後に作られたOVA版でのポプランの声優はあたると同じ古川登志夫となるが、これは製作が同じキティ・フィルムであったことと、ファンのつけたあだ名も知られていたからでもある。
  • 高橋留美子展の特別アニメでは日暮かごめと女性化していた早乙女乱馬をナンパしており、その際にかごめに「弥勒様の子孫!?」といわれている。
  • トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜のトリビアの種のコーナーで「声優を決めるプロが考える一番良く似合う工事現場の看板の声は…」の収録で、諸星あたる役として古川登志夫も登場し、「なんかこう…、見てくれる感じはしますよね」との講評を得た。
  • なお余談だが、あたるを演じた古川登志夫は、「あたる」という名前の犬(シーズー)を飼っていた。

編集

  1. 原作第12話「性」で判明。
  2. 本作で「ナンパ」を指す。本作での初出は原作第17話「ディスコ・インフェルノ」。同作者の漫画『らんま2/1』のキャラである八宝斎もこの語を使用している。
  3. 原作第19話「女になって出直せよ」。
  4. 但し、「憎み切れないろくでなし」において、しのぶの浮気癖が発動した際にはしのぶに手を上げようとして直後にしのぶにカバンで撃退されている。
  5. 原作第4話「あなたにあげる」の終盤において、死神に取り憑かれながら原作第5話「絶体絶命」においてピンピンしていたのが最初だが、基本的には一話完結型な点を考慮すると原作第5話においてコンクリート製の電柱の下敷になっても死ななかったのが最初になる。
  6. 「絶対絶命」で電柱の残骸でチェリーを殴ったのが最初。
  7. 「ツノる思いが地獄を招く」でしのぶとの破局に怒るあたるを理解出来ないラムに対して発言したセリフ
  8. 面堂了子は好意というよりも(「遊び道具」的な興味)を持っている可能性も指摘される。なお了子が好きになる男はかならず終太郎が嫌う男である
  9. 田中芳樹 『銀河英雄伝説 5 風雲篇』 徳間書店<トクマ・ノベルズ>、1985年、あとがき。


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